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社長あいさつ

「従業員満足度向上」

 
何の為に働くのか? の問いに答えは人それぞれだと思います。当然自分が幸せになる為だと思うし、そうであるべきです。しかし私の理想は「仲間や家族など愛する人を幸せにする為に働く」という答えです。一緒に働く同志達には、他人への愛で溢れる集団であってほしい、利他主義でありたい、と思っています。しかし、利他主義を会社の理念に掲げたとして、言葉だけが先行しがちになるでしょう。この境地にたどり着くには、経験とある程度の余裕が必要であるし、プロセスが大事だと思っています。
そこで、お店はまず、働く従業員のものだと考えます。大手企業によくある「店はお客様の為だけにある」という考えには、私は少し違和感を覚えます。そうは言えど、決してお客様を蔑ろにしているわけではありません。ただ、店を「人間性を高め、自分の将来を豊かにする為の学び舎」にしてほしいと思っているからです。私は創業以来、従業員満足度向上を命題にしています。まず従業員が環境・待遇に満足して楽しく働くことが絶対。「お客様は神様だ」とし、従業員が下僕のようになっては、お客様を満足させるサービスができるはずがありません。双方の満足感は一体であるべきです。企業の至上命題は利益を上げることですが、目先の利益追求よりも賃金形態、労働時間、福利厚生等の飲食業界ではまだまだ充分と言えない待遇の改善に取り組み、「やりがいや楽しさ」といった曖昧なものでなく、目に見える満足度の向上を目指していきます。そしてまずは自分が豊かになる。その上にしか利他主義はなりたたないと考えています。
 

「社会的地位向上」

 
当社は他の多くの飲食企業と違い、あまり独立を推奨してはいません。一番の理由は外食産業の地位向上の為です。従業員を社員として扱いながら、実態は保険も税金も負担しない劣悪な待遇の飲食店が無数にあります。参入障壁も低いため、安易に出店し失敗していくケースが多く廃業件数は年間16万件とも言われています。個人事業などの成長を目的としていない飲食店では、利益を消して申告し全く納税しないケースが、私の知る限りでも多数あるのが実情です。これらの問題は外食産業が他の産業に比べ、社会的地位があまり高くならない要因であると思われます。そのような飲食店が乱立するよりも、しっかりとした会社組織としてコンプライアンスを確立し、真面目に納税し社会貢献している企業が増えるべきだと思っています。そうしなければ、いつまでたっても飲食業は水商売というイメージを払拭できないでしょう。個人店がダメだと言っている訳ではなく、個人店には個人店の魅力がありますし、大手には大手の役割があります。ですが、マイナスイメージを打ち消す為の業界全体のモラルアップ、ブラッシュアップが必要だと思います。その為に私たちは、健全な企業を一緒に創ってくれる同志を必要としています。常に挑戦し続ける、やりがいのある仕事を創り、自分の店という夢を天秤にかけてもらい、やりがいで選んでもらえる魅力ある環境を創っていかなければいけません。外食産業のイメージを一新できる企業を目指していきます。
 
私自身、色々な職業を経験してきましたが飲食業は素晴らしくやりがいのある仕事です。仕入、製造、販売まで一つの店で完結し、最後は「ありがとう」や「ごちそうさま」等、お礼の言葉までかけていただける。これができるのは飲食店以外なかなか見当たりません。やりがいは無限です。この素晴らしい飲食業界で、一人でも多くのお客様と、取引業者様と、会社を支えてくれる同志とその家族、それに関わるすべての人々が幸せになれる。そんな会社を創る為、愚直に取り組んでいきます。
 

代表取締役 山本 義之